2010年7月3日土曜日

ワレワレのうつわ

キナリノ店員は、ぐい呑みや湯呑みを集めています。
比較的手頃に買えますし、季節や気分で換えてみたいのです。
小さくても個性、作家性が投影されるから、器っておもしろいです。


そんな器をときどきズラリと並べて磨いていたりすると、子供が寄ってきて触りたがるのです。『おさるのジョージ』みたいに好奇心のかたまりで。

この小さいお嬢さんには、幾度となく器を割られてきたので、気が気でないお父さん。
「ダメダメ、割れちゃう! 割れちゃう!」と言い続けてきたからでしょうか。
いつしか、小さいお嬢さんは、良さげな器を手にすると、「(割れては困る大切なもの=)ワレワレですねぇ」と愛でるようになりました。
愛着がわくと、ものを大切にします。いいものに触れると、感性が豊かになります。

「いいよ、自分が好きなものを自分で見つけられるようになりなさい」と、お父さんは目を細め、まだまだ、ちいさい我が子の成長を喜ぶのです。


でも、徳利とおちょこで牛乳飲むのは、どうなのよっ!?
左から朝の牛乳用(村上祐仁さんのぐいのみ)、夕食の牛乳用、お茶用(角田淳さんのぐい呑み)、いつ何時何でも用。
小さいお嬢さんも時間や気分で、器を使い分けているようです。

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