2010年5月29日土曜日

ピッタリ!

先日、茶碗蒸しを作ってみました。
正確には、小丼蒸し。家族みんなで取り合って(洗い物も少なくなる)と思って。
まあ、品のないこと。

そこで使ったのが、佐々木恒子さんの丼ぶり。


手頃なフタを探したところ、なんと柳宗理先生のミルクパン のフタがピッタリ!


佐々木さんも柳宗理先生のプロダクトが好きだって言ってました。
まさか、こんな使われ方は予想だにしてなかったでしょうけど。

2010年5月15日土曜日

若杉麻衣子さんのパスタ皿

「おなか減ったけど、ご飯炊いてないしなぁ」ってときに、パスタなどの乾麺は便利。
「でも、パスタソースないじゃん」ってときに、ソースを常備しておくと、さらに便利。
「食べる直前に調理して」がいいのは、ごもっともだけれども。
専門的なのは、その手の方にお任せして、うちでは、こんなふうにしてます。
まずは、にんにくのオイル漬けを作っておきます。
  1. ニンニクを皮付きのまま、熱湯に1分くらい茹でる
  2. 皮をむいて、オリーブオイルといっしょにジューサーにかける
  3. 瓶に入れて冷蔵庫に保存
これに、みじん切りの炒めた玉ねぎとトマト缶を混ぜてトマトソースを作ったり、バジルといっしょにジューサーにかけて写真のようなバジルソースを瓶詰めしてます。
食べる直前に、フライパンでソースを温めて、茹でたパスタと混ぜるだけ。簡単。




余白をおくと、おいしそうに思えてきます。
足りないので、撮影が済んだら食べて、おかわりします。

2010年5月13日木曜日

十河隆史さんのマグカップ

朝は、決まってホットコーヒーを飲むキナリノ店長、店員です。

コーヒーを楽しむMyマグカップコレクションに、十河隆史さんの白釉マグカップが加わりました。

取っ手が少し長く、カップから離れているので、手に熱さが伝わりにくい。
マットでさらさらとした質感が気に入ってます。

2010年5月10日月曜日

フィールドオブクラフト倉敷 2010:長峰菜穂子さん

個展、グループ展を中心に精力的に活動されている陶芸家、長峰菜穂子さん。

テーマは、「佇むかたち」。
会場では、ブロンズ釉、柿渋で仕上げた白磁のほか、飴釉の器を見ることができました。
時が止まったように佇むアンティークな雰囲気がとても印象的です。





さまざまな菓子皿は、コレクションしたくなりそうな愛らしさです。



フィールドオブクラフト倉敷 2010:大谷哲也さん

京都信楽で作陶されている大谷哲也さん。

テーマは、「普段使いの白いうつわ」。
大小、かたちさまざま、しかしどれをとっても使い勝手のいい白い器がたくさん並んでいました。
まぶしいくらいに純白で、プロダクトのようにきっちりスタッキング、入れ子にできたり、その精度に驚かされました。






フィールドオブクラフト倉敷 2010:水野幸一さん

岐阜県土岐市で作陶されている水野幸一さん。

テーマは、「盛って楽しい器たち」。ごめんなさい。収めた写真は、茶器がメイン。
作品は、ご覧のとおりエッジの利いたシャープで、薄作り。デンマークに渡り、デザインを学ばれたという異色の陶芸家です。

どんな方なんだろうと、作品を手にしながら、ご本人をチラチラ見ていると、他のお客さんと芸人さん(失礼!)のようなかけあい。とっても面白いお兄さんでした。







フィールドオブクラフト倉敷 2010:十河隆史さん

フィールドオブクラフト倉敷の実行委員もされている十河隆史(そごうたかし)さん。

テーマは、「生命(いのち)の手触り」。
磁器のように見えますが、目の細かい陶土を使用したマットな白釉、手跡が作る景色が味わい深い粉引を中心に展示されていました。
硬いのにやわらかい、あたたかい感じがするのは、作家の人柄と、プロダクトではない手作りだからなのでしょう。






十河隆史さんの作品が生み出される道具。


フィールドオブクラフト倉敷 2010:清岡幸道さん

滋賀県信楽で作陶されている清岡幸道さん。
話を伺うと、栃木県益子の清野学さんとお知り合いだそうで、キナリノのこともご存知でした。

さて、テーマは、「土から生まれる道具」。
会場では、耐熱のグラタンボウル、フライパン、ポットなど、土から生まれた道具のほか、窯変の妙が楽しめるカップ類が多数展示されていました。





フィールドオブクラフト倉敷 2010:松村英治さん

益子陶器市に続いて、わずか数日振りに再会となった松村英治さん。

テーマは、「育ってゆくかたち」。
無釉の焼締の器は、使うほどに育ち、味わいが深まります。料理映えする焼締の器は、“男の料理”愛好家にも人気のようです。
会場には、このほか、灰釉、緑釉が並んでいました。



左の緑の器は、試作をくりかえしている緑釉。
続いて、自然釉の原料となるワラ、石炭、もみ殻。


フィールドオブクラフト倉敷 2010:田鶴濱守人さん

愛知県常滑で作陶されている田鶴濱守人さん。

テーマは、「そこにただある、あるだけのもの」。
もの言わぬ器ですが、手に取りじっと見つめると、淡々と何かを語ってきそうです。

会場では、粉引、黒錆、青白磁の器が並んでいました。






フィールドオブクラフト倉敷 2010:小澤基晴さん

岐阜県土岐市で作陶されている小澤基晴さん。
大江憲一さんともお知り合いだそうです。

さて、テーマは、「つなぐもの」。
友人、家族をつなぐ、食卓や団欒を彩る鉄赤、ブロンズ釉、黄釉、粉引の器が並んでいました。
器について丁寧にお話しするその様子は、そのまま器作りにも反映しているようです。





フィールドオブクラフト倉敷 2010:長島慶明さん

岡山県赤磐市で作陶、陶芸教室を運営されている長島慶明さん。

テーマは、「質と量」。
写真には収めていませんが、テントには、調合する釉薬とそれらの量によって、焼成後に変化するテストピースがいくつも展示してありました。





フィールドオブクラフト倉敷 2010:照井壮さん

東京で彫刻を学び、岐阜で作陶を始め、韓国に渡り、故郷の佐賀県有田で作陶されている照井壮さん。


さて、テーマは、「ずっと使い続けたいもの」。
「遠回りして地元に戻ってきました」とおっしゃる照井さんの器は、有田の原料を使いつつも一度焼成したものを粉砕し、釉薬に混ぜ、再び焼成するなど、独自の技法で仕上げています。